【NEM超入門】NEM2-CLIでXEMを送金する

はじめに

この記事はnem Advent Calendar 2019の12日目の記事です。

2020年についにNEMの次期バージョンであるCatapultがリリース予定ということで今回はCataplutの開発バージョン「Fushicho」(Fushicho1)に対応したNEM2-CLIを利用してXEMの送金を試していきます。

本記事の対象者

ブロックチェーンに興味があってまずは触れてみたいという初心者向けになります。

やること

NEM2-CLIを使ってNEMのCatapultのテスト用エンドポイントにアクセスしてXEMの送金を試してみます。

NEM2-CLIとは?

アカウントを登録して、nemネットワークから情報を取得したり、送金等のトランザクションを発行したりすることができるコマンドラインツールです。

事前準備

Node.jsのインストールが必要です。

Macでのインストール方法はこちら

Windowsでのインストール方法はこちら

NEM2-CLIをインストール

まずはNEM2-CLIをインストール。

下記のように画面に「v0.13.4」の表示がされればOKです。

Bash

バージョンv0.13.4はNEMのCatapultの新しいバージョンである開発コードネームFushicho(Fushicho1)に対応しています。

アカウント作成

まずは送金元となるアカウントAを作成してプロファイル名をつけて保存し、後から呼び出して使えるようにします。

今回はエンドポイントとしては「http://api-01.mt.us-west-2.nemtech.network:3000」を利用します。エンドポイントはNEM Foundation Catapult TestnetFaucetに記載のあったものを利用します。

以下のような表示になればOKです。新しくアドレス、公開鍵、秘密鍵が発行されます。

Bash

次に送金先用にアカウントBも合わせて作成します。

テストXEMを取得

アカウントを作ったら送金を試すためにXEMを手に入れます。

XEMを配布しているNEM2 Faucetにアクセスします。

Recipientに作成したアカウントAのアドレスを入力。Amountは配布するXEMとして10を入力。入力が完了したら「CLAIM!」を実行して送金実行します。

NEM2 Faucet

残高確認

送金実行後少し待ってから以下のコマンドで残高を確認しましょう。

以下のようにRelative Amountの数値が10となっていればOKです

Bash

次にアカウントBにも1XEM送金しておいてください。

送金実行

それでは実際にXEMの送金をアカウントBに対して実行します。送金量は1XEMとします。

まずは送金トランザクション発行の監視をします。

次に送金です。監視の方はそのままで新しいタブを開いて以下のようなコマンドを叩いて1XEM送金します。

Bash

実行後にハッシュ(Hash)の表示と監視している方でログが追加されればOKです。

ハッシュを確認

次にトランザクションの状態を確認してみましょう。以下のコマンドでトランザクションの状態が表示されます。

Node

送金確認

最後に送金先のアカウントBの残高を確認してみましょう。

残高が増えていることが確認できているかと思います。

以上で終わりです。

参考

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